日本のスタートアップ企業であるJPYCは、国内貯蓄と日本国債を裏付けとする、日本円と完全に交換可能なステーブルコインの発行を発表した。日本銀行の氷見野良三副総裁は先週、ステーブルコインは銀行預金の一部を代替し、国際決済システムの重要な役割を果たす可能性があると述べた。JPYCは普及拡大のため、当初は取引手数料を無料とし、保有する日本国債の利息収入で収益を得る予定だ。立教大学の研究員で、元日本銀行幹部の下田智之氏は、円建てステーブルコインが日本で広く普及するには少なくとも2～3年かかると見ている。